『歯医者と経営について』

歯医者さんて結構、儲かるイメージってないでしょうか しかし、平成25年の厚生労働省調べにおいて、歯科医の平均年収は621万円でした。(ボーナス込)現在、歯科医師業界では歯科医師の数が増加しすぎていて、収入が減っていくという問題が起こっています。こうした現象を踏まえ、国は2004年に歯科医師国家資格の難易度の引き上げを行いました。人口がへっているので、それは仕方ないのかもしれません。歯科医師が今後生き残っていくためには、新たな需要を生み出さないといけません。その需要の例として、高齢者の家に出向いて治療をする、広告のIT化などがあります。通常の開業医は、病院の研修生となり、臨床経験を積み、独立への道を進みますが、大病院が少ない歯科業界では、その後の就職先がほぼないために、開業の道をいきなり歩まないといけません。開業するということは当然ビジネスなので経営能力がないといけません。以前は歯科医院の数も少なかったため、経営能力がなくても上手くやっていけたと思われます。相対的な歯科医の収入が減少している理由は、経営能力が少ないのにもかかわらず、開業する新人が多いからだと思われます。しかし、こういった時代だからこそ経営能力に富んだ歯科医師が頭一つ飛び出せることができるといえると思います。特に今の時代、口コミやネットなどですぐに情報が波及するので広告や宣伝には困らないはずです。患者側としては良い歯科医に診てもらいたいと思っている人がほとんどだと思うので、特に口コミ等は有効です。高い経営能力を発揮し、高いサービスをすれば、おのずと発展することでしょう。これまでのやり方では、ちょっと難しい時代にはいっているといえますよね。